【総合グランプリ】

●作品名：無邪気な心で導いて

●撮影者：Ashitaba Pro

●撮影場所：伊豆岬

●撮影時期：2020/8/15

●選考委員講評：

・色合いが写真の雰囲気とマッチしていて夕方の優しいひと時が伝わってくる。薄い水色もほんのり赤い灯台と親子をより引き立てている。

・楽しそうな親子を伊豆岬灯台が見守っているような、心温まる作品。見ているだけで優しい気持ちになれる。

【総合準グランプリ】

●作品名：再生

●撮影者：吉武 文彦

●撮影場所：雄山林道途中

●撮影時期：2013/11/11

●選考委員講評：

・力強く20年の歳月を物語る一枚。

・2000年噴火から20年目を迎えた今年は世界中でいろいろなことが起きた。それぞれの人々がそれぞれの痛みを抱えながら、それでも毎日を生きていけば必ず夜は明けると思える一枚。

【特別選考委員　守谷美峰賞】

●作品名：夕波

●撮影者：清水 諒平

●撮影場所：富賀神社 西の御門付近

●撮影時期：2020/9/27

●選考委員講評：

夕日に染まる溶岩と柔らかに表現された波がとても綺麗な作品。スローシャッターでの撮影は、どのくらい流すかが作者の個性とも言えます。最近は写真ブームで過剰演出になりがちだけれど、この作品は波しぶきや流れの筋がわかる程度に収める事によって波の柔軟さと力強さが出ていると思います。手前の溶岩にもしっかりピントがきているので岩の表情もよくわかります。細かい所がちょっと控えめで全体が引き立つ良い匙加減ですね。

【特別選考委員　守谷美峰賞】

●作品名：瓦礫の山

●撮影者：ミカン

●撮影場所：新澪池付近

●撮影時期：1990/8月頃

●選考委員講評：

今年は過去の作品も応募可だったので見ることができた作品。立ち枯れの迫力に圧倒されました。一見悲愴的に見えがちな立ち枯れも、ワンピースに草履の女の子がちょこんと立っているだけで、悲しみと言うより強大な自然の力に対する純粋な驚きと、敬意、そして親しみまでも伝わって来るようです。資料としても貴重かもしれませんが、作品として、とても素敵な写真だと思います。

【特別選考委員　守谷美峰賞】

●作品名：雄山強風

●撮影者：小峰 姫織

●撮影場所：七島展望台

●撮影時期：2019/8/13

●選考委員講評：

まつ毛まで飛んでいきそうな表情が素敵。写真はテクニックだけじゃない！構図やら露光やらカメラの機種なんてあまり関係ありません。作者の気持ちが伝わるとグッと魅力を増すものです。風は目に見えないもの。雄山の強風を表情で表すなんて面白いですね。展望台の強風を全身で楽しんでいるのが良く伝わってきて見ているだけで元気になれる作品です。

【三宅村長賞】

●作品名：朝のひょうたん山

●撮影者：0118yukei

●撮影場所：ひょうたん山

●撮影時期：2020/5/12

●選考委員講評：

ダイナミックな三宅島の地形を上手く捉えている。島の人もなかなか見ることができない上空からの景色は見事である。

ひょうたん山ができる前は赤場暁湾だったこの場所。植生の様子からも1940年の噴火でできた地形を改めて知ることができる。

【東京都三宅支庁長賞】

●作品名：別れのテープ

●撮影者：深澤 優太

●撮影場：伊ヶ谷港

●撮影時期：2019/1/27

●選考委員講評：

三宅島の港では、出航時に別れを惜しむテープが投げられている情景をしばしば目にする。この作品では、冬晴れの空と海を背景に、色とりどりのテープが、空に舞っている風景をとらえている。テープに込められた人々の惜別や再会への想いが伝わってくるような、臨場感に溢れた綺麗な作品である。

【入選】

●作品名：怪獣大戦争

●撮影者：清水 保臣

●撮影場所：今崎海岸

●撮影時期：2020/9/11

●選考委員講評：

・夏雲の面白さをよくとらえられていて、夕焼の空の色が入り混じる様子が美しい一枚。メガネ岩のシルエットも美しい。

・アングルや情景の様子をバランスよく捉えた作品。

【入選】

●作品名：三宅島スカイライン

●撮影者：秌葉 行雄

●撮影場所：雄山環状林道（七島展望台の近く）

●撮影時期：2020/8/30

●選考委員講評：

・林道雄山環状線が海に向かって続く、爽快感が伝わってくる一枚。海、空、緑が広角で美しく収められている。

・大胆な配置が潔い。

【入選】

●作品名：アカハタありがとう

●撮影者：相模 悠生

●撮影場所：赤場暁

●撮影時期：2020/9/18

●選考委員講評：

・水のきらめきとアカハタの色をとらえられていて躍動感がある。釣った人の楽しさが伝わる一枚。

・カップルなのだろうか？2匹の表情がとても良い。

【入選】

●作品名：廃屋と灯台

●撮影者：鈴木 成美

●撮影場所：サタドー岬

●撮影時期：2020/6/26

●選考委員講評：

・建造物の質感、空の表情がよく写されている。

・サタドー灯台の白、空の青、スカシユリのオレンジ、植物の緑が綺麗にまとまっている。

【入選】

●作品名：水中の日常

●撮影者：梶田 美香

●撮影場所：大久保浜

●撮影時期：2020/6/5

●選考委員講評：

・海の中もカラフルで豊かな様子が伝わってくる。海の中にも入ってみたいと思わせてくれる作品。

・まるで水族館。色鮮やかな海の生き物たちが一枚にきれいにおさまっている。

【入選】

●作品名：三宅島に鹿？現わる！

●撮影者：鈴木 敏也

●撮影場所：粟辺付近の海岸

●撮影時期：2018/10/6

●選考委員講評：

・発想が面白く、お子さんの笑顔もすてきな一枚。溶岩の風景もお子さんが一緒だと新鮮。

・ゴツゴツとした溶岩が広がる景色も、子どもの笑顔でとても温かな景色に感じられる。

【入選】

●作品名：全部盛り〜海空山緑〜

●撮影者：小林 正士

●撮影場所：新鼻新山

●撮影時期：2020/8/22

●選考委員講評：

・海、空、陸のバランスが良く、良いところが詰まった作品。

・雲の上部を切り曲線を主役にしいるところが良い。直線と曲線が上手く組み合わせられている。

【入選】

●作品名：残照とネオワイズ彗星

●撮影者：沖山 真人

●撮影場所：今崎

●撮影時期：2020/7/21

●選考委員講評：

・肉眼ではうっすらとしか見えなかった彗星をメガネ岩と共に美しくとらえた一枚。大波乱の2020年を記録した写真。

【入選】

●作品名：しまざんまい！

●撮影者：桑原 優樹

●撮影場所：赤場暁

●撮影時期：2020/9/22

●選考委員講評：

・広角で岩場の荒々しさ、人物の対比が上手く収められている。

・島の迫力ある自然風景を構図が引き立てている。

【入選】

●作品名：初午祭　厄払いだよ

●撮影者：御笏神社

●撮影場所：堀内 正志

●撮影時期：2020/2/14

●選考委員講評：

・獅子の躍動感がよく伝わってくる。暗がりでの撮影も迫力が出ていて雰囲気が増している。