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どんな仕事がありますか?求人はありますか。
島には、農林水産業の第一次産業従事者をはじめ、建設業やサービス業に従事されている方が多くいます。近年では農業・漁業の後継者育成事業等も行われており、卒業生の中には既に自分の船で漁を行っている人もいます。
また、高齢者の割合が高いので、介護・福祉サービスの求人も多いです。
公務員、自動車整備士、調理師、一般事務職など、幅広い職種で求人が出されております。
島内の各種求人情報は随時更新されていますのでコチラ(三宅村HP)をご覧ください。
家を借りる(買う)ことはできますか?不動産屋はありますか。
島内には村営住宅が36棟210戸(令和5年9月現在)が整備されています。村営住宅は空き状況に応じて随時募集が行われます。
入居者募集情報等はコチラ(三宅村HP)をご覧ください。
島の不動産屋で扱っている空家・空地・賃貸アパート等の不動産情報は以下よりご覧いただけます。
島に病院はありますか?
島内には総合診療所と歯科診療所があります。 常勤・非常勤の医師が3人、看護師が7人常勤(平成27年4月時点)の体制で住民の健康を守っており、夜間の急患対応も行っています。
島の診療所で対応が難しい急患は島嶼救急ヘリコプターで都内や千葉の提携総合病院へ運んでいます。
※平成26年より人工透析医療を開始。
※三宅村では妊産婦の検査等費用の軽減を目的に補助を実施しています。
※妊産婦は、本土の病院での検診・出産が必要となります。
詳しくはコチラ(三宅村中央診療所HP)をご覧ください。
島の福祉環境について教えてください。
三宅島には社会福祉協議会があり、地域・ボランティア・高齢者・障がい者等に向けた様々な事業を展開しております。
また、三宅島の特別養護老人ホーム(あじさいの里)では、デイサービスやショートステイを行っています。
高齢者が健康や生き甲斐のために働ける三宅村シルバー人材センターでは、150名以上が在籍し(令和5年8月時点)、島内の草刈・トイレ掃除・引っ越し手伝い・イベント補助・施設管理などの業務を行っています。
乳幼児の子育てや地域生活交流の場として月~土曜の日中に子育てつどいの広場を開館。
三宅村では上記の他、社会、高齢者、児童・母子、障がい者、災害等を対象とした様々な福祉環境を整備しています。
詳しくはコチラ(三宅村HP)よりご覧ください。
島の教育環境について教えてください。
都会の様に30人~40人のクラスが4つも5つもあるわけではなく、1人の先生が受け持つ子供の人数も少ない為、1人1人の個性やペースに寄り添った細かい所までケアできる環境が整っています。地域コミュニティが限られているので、先生は学校以外で子供達に会う機会が多くあります。学校での姿と私生活での姿を両方知ることで、個々の特性を知り・長所を伸ばす教育が行われています。
また、三宅島は自然との距離がとても近く、どの風向きで海が荒れるか、季節によって変化する潮の流れ、森で育まれる山菜や木の実、季節ごとに飛来してくる渡り鳥など、島民は自然の中で生活していることを常に意識しています。幼少期からこの環境で生活を行うことにより、学校の教育では学ぶことの難しい「生きる力」を自然から学ぶことができます。
学校施設など詳しくはコチラ(三宅村HP)をご覧ください。
島に銀行や郵便局はあるの?
島の交通機関は?
村営バス(島内右回り左回り各1日5便)とタクシーがあります。また、朝の定期船入港時には臨時の村営バスが港から運行しています。
基本的にはほとんどの島民が自家用車で移動しており、自転車で移動される方もいますが起伏が多い為、体力に自信のない方にはおすすめできません。島の道路はほとんどの場所から海を望むことが出来るため、趣味や日々の足としてスクーターやバイクを利用される方も多いですが、三宅島は天候の変化が激しいため、突然の雨に見舞われることも多いです。
車は島の自動車整備工場などで手配することもできますが、乗用車であれば5万円程の海上輸送費で持ち込むこともできます。詳しくは東海汽船の貨物営業所までお問合せください。
車検や車の修理・塩害対策なども島内の自動車整備工場で行うことができます。
島の中にはどんなお店があるの?
魚・肉・野菜などの生鮮食品を取り揃えた商店から、日用雑貨店、薬局、惣菜店、文房具・本屋、釣具屋、土産屋などほとんどの物は島の中で購入することが出来ます。ただし品揃えは内地ほど多くはないので、メーカーやブランドにこだわる場合はネットショッピングで購入する方もいます。
通常サイズであればヤマト運輸とゆうパックの配送料は関東料金と変わらないため、「○○円以上送料無料」などのサービスが利用できるサイトも多々あります。(例:Amazon、ヨドバシカメラ、ユニクロなど)
大型家具や家電は多くの方がインターネットを使用して購入しています。
冷凍品の配送はヤマト運輸のクール宅急便が可能です。
郵便局はチルド対応のみとなります。
島内商店では冷凍食材も多く取り扱っています。
配送にかかる時間は、三宅島から内地に送る場合は午前中に郵便局か宅急便の営業所に持ち込めば、その日の定期船で内地に運ばれ、送り先によっては次の日に配達されます。土・日・祝日も午前中であれば、ゆうパック郵便等の受付を行っています。内地からの郵便物も遠隔地を除き、おおむね2~3日で届きます。大きな荷物で貨物扱いのものは、月・水・金に就航する貨物便で運ばれます。なお、天候の状況などにより定期船や貨物船が就航しない場合は、遅延することもあります。
島内の飲食店は、和食・中華・洋食・創作料理を楽しめるお店があります。お酒を楽しめるお店やカラオケボックス、パチンコ店などもあります。
大型コインランドリー、美容院・理髪店、整体などのサービス店もあります。
引っ越しなどで島へ荷物を送るにはどんな方法がありますか?
小型の荷物はヤマト運輸や日本郵便のゆうパックを使用される方が多いです。三宅島にはヤマトと日本郵便以外の代理店が無く、その他配送業者を使用した場合は中継料などで高額になります。
大型の荷物(家具・自転車など)は荷物の量に応じて、ヤマト運輸のヤマト便を利用すると安く配送できることがあります。
バイクや自動車などは専用の貨物船で運ぶ必要がありますので、東海汽船または新島物産にお問合せください。
※車の中に荷物を入れて配送も可(要追加料金)。
・東海汽船貨物輸送案内 TEL:03-3451-8311
・新島物産運輸事業案内 TEL:03-3522-2628
※引っ越し業者等は関わるスタッフの渡航費やトラックの運賃もかかる為、とても高い金額になることが多く、おすすめできません。
携帯電話やインターネットは繋がるの?
島にコンビニやDVD・CDのレンタルショップはある?
両方ともありませんが、TSUTAYAディスカスなどの宅配レンタルサービスは利用可能です。
島の物価は高いの?
食材や日用生活品、ガソリンや灯油などの燃料まで全般的に高めのものが多いと思います。
ですが、島の中では野菜や魚などの貰い物も多いため、島に来てから生活費が安くなったという方もいます。
島での生活に馴染めるか不安です。
島への移住と言うと「ゆったりのんびり島暮らし」とか「島・田舎暮らしはそんなに甘くない」といった言葉をよく耳にします。どちらも間違ってはいませんが両極端な意見であり、その言葉だけを聞くと間違った印象を受取りがちです。
青年団に消防団、自治会の草刈りや集会に祭りの準備など、都会では経験することの少ない集まりへの参加や、ご近所さんとのコミュニケーションも大事になってきます。
上記の集まりやご近所さんとのコミュニケーションは強制ではありませんが、島暮らしの醍醐味です。スポーツや音楽、フラダンスなどのサークル活動も意外と多くあります。積極的に参加した方がより島暮らしを楽しむことができるでしょう。
「地域の集まりばかりで島暮らしは大変だな」と思われるかもしれませんが、大体の仕事は夕方6時には終わる為、釣りや各種サークルの集まりに参加したり、趣味の時間に費やしたり、星空を眺めながら静かな夜の時間をゆっくり楽しむことが出来ます。
また、三宅島は何処に住んでいても5分以内に海に出られる環境の為、釣りやマリンスポーツが好きな方は休日の午前中だけでも十分に楽しむことが出来、1日を有意義に使うことができます。これらの事を総合的に考えると、やはり島生活はゆったりしているなと感じます。
労力をかけてせっかく島に移住したのに、生活スタイルが合わずに島を出たいと思ってしまうのは、本人にとっても島民にとっても悲しいことなので、まずは自分や家族が何を求めて島に移住したいのかを明確に出来るまで良く考え、メリットとデメリットを理解しながら移住の準備を進めていくことが大事です。そしてまずは気軽に三宅島へ遊びに来てください、自分の目で見て肌で感じ、実際に島民に触れ合い話をすれば不安はすぐに和らぐはずです。島には話し好きな方が多いので、声を掛ければ気さくに色々なことを教えてくれます。
噴火はしない?大丈夫?
2000年の噴火を最後に現在は活動が落ち着いており、火山性ガスもほとんど出ていません。ただ、活動は続いているため、次にいつ火山性活動が活発化するか明確なことは分かっていません。ですが、三宅島は過去より大小の噴火を繰り返してきた島の為、いたるところに噴火活動を監視するセンサーが設置されており、気象庁の職員が島に常駐して火山の監視を行っています。そういった意味では島に異変や変化があった場合にはすぐに分かる環境が整っており、島民も過去の経験から迅速に避難する術を備えているため、噴火災害に関する対策の先進地と呼べるでしょう。地震や噴火などは日本中どこでも起こり得る災害であり、それはある日突然やってきます。どこに住んでいても、いつ被災してもおかしくないんだと認識して日々を暮らすことが大切であり、この島に生まれ育った住民は危機管理が自然と生活の一部になっています。 ※三宅島の火山性ガス観測状況はコチラ(三宅村HP)をご覧ください。